ベンチャー企業で味わった地獄と現実

ベンチャー

どうも、くまさるです。

ベンチャー企業というと皆さんどういったイメージをお持ちでしょうか?

「経営が安定してなさそう」

「仕事のレベルが高くて大変そう」

といったネガティブなイメージから、

「若い人が多くて楽しそう」

「実力主義で出世が早い」

等々、ポジティブな意見も多く聞かれます。

実際、私も入社をするまではどちらかというとポジティブな意見を持っていました。

しかし、入社をしてみると、思っていたレベルとは全く違う環境に愕然とし、結果として約半年で退職することになりました。

今回はそんなベンチャー企業での体験談と入社を考えている方々に対する意見としてお話したいと思います。

一発逆転を狙ってベンチャー企業へ入社

私はベンチャー企業に入社をする前まで、いわゆる古き良き日系企業に勤めていました。

年功序列で出世は年齢順、給料は成果に関わらず皆一律に昇給・ボーナスが支給されるという会社でした。

今思えば、そんな環境でも悪くはなかったのですが、当時の私は上昇志向が高く、

「若いうちにもっと働きたい!稼ぎたい!」

という考えに燃えていました。

しかし、日系企業の多くは、入社したての社員にいきなり大きな仕事を任せることは少なく、徐々に年数を重ねるごとに仕事量を増やしていくという状況だったため、若気の至りで燃えまくっている私には何とも物足りない環境でした。

「この環境では俺はダメになってしまう…」

という根拠のない理由で退社し、憧れのベンチャー企業へ胸躍らせて入社することとなりました。

まさかこれが地獄への一歩だとは思いもしませんでした…

常識のなっていない社長

私が入社をしたベンチャーは、最近流行のインターネットマーケティングのコンサルティングを担う事業を中心に展開していました。

従業員数は数十名であり、社長との距離も近く、常に自分の意見を話すことが出来ました。

コロナの影響もありましたが、仕事もフルリモートで出社の必要もなく、毎日の満員電車に揺られることなく、起きてすぐテーブルの上にPCを開けばそこが職場になり、労働環境としては最高でした。

前職の日系企業では、出社をすることも仕事の一部という考え方があり、満員電車にうんざりしていた部分もありましたので、ベンチャーへの入社当初は、

「なんていい環境なんだ!ベンチャー最高!!」

と、幸せいっぱいでした。

ところが、その幸せも入社して間もなく崩れ去ってしまいました。

私が入社をして1カ月ほど経った頃、契約をしていたクライアントから突如解約の連絡を貰ってしまいました。

ざっくりと理由を言うと、

「担当者が変わりすぎ!しかも社長から説明なしかい!!もう契約切ったるわい!!!」

というような内容でした。

(さすがにこんな言い方ではないですよ…)

私が入社したベンチャー企業では、社員の入れ替わりがかなり激しく、そのクライアントとは契約して1年経っていないくらいだったのですが、既に担当者が3名も変わっている状況でした。

先方への謝罪をしなければと思い、社長にすぐに相談しました。

もちろん、先方としては社長にもお怒りだったため、謝罪に社長も同席するのかと思いきや、

「それさ、くまさる君の方で話付けてくれない?」

と、まさかまさかの私一人での謝罪指令…

「いやいや、そこは社長がいかないと意味ないでしょ?お客さんもっと怒るよ?(ハイ分かりました)」

と流石に返しましたよね…(笑)

いざ客先に謝罪に行くと、

「何で社長が来ないの!あれだけ言ってるのに社員に謝罪に来させるとはどういうつもりなのか!」

とごもっともな意見…

最後にはむしろ同情され、

「くまさるさんは何も悪くない。社員に責任を取らせるなんてとんでもないよ…」

と言われました。(ちょっと嬉しかった)

あまり比べてはいけないですが、前職であれば、たとえ部下の責任であっても、上長がその責任を取るために、先陣を切って謝罪に行くのが常識であったため、社長の行動に愕然としました。

この頃から、会社や社長に対して疑念を抱くようになっていたと思います。

仕事が出来ないのに重宝される社長のお気に入り

ベンチャーだからと言って、創業メンバーが全員仕事が出来るかというとそんなことはありません。

ぶっちゃけ、すごいのは社長の営業力くらいです。

会社から出る給料のほとんどは、社長か一部の出来る社員だけで稼いできているようなものです。

仕事が出来ない社員というのは、ほとんどが社長が連れてきたメンバーです。

もちろん全員が全員出来ない社員というわけではないのですが、出来る社員は既に転職しています泣

社長自身、成績が残せない社員には会社から去って欲しいという発言はしているものの、やはり自分が連れてきた社員に対しては少し甘い部分もあり、成績が残せていないにも関わらず目を瞑っている状況です。

そのしわ寄せを喰らうのが、私も含め中途で入社した社員です。

上が出来ないばかりに、仕事量も尋常ではないですし、指示も的確ではないため、現場は常に混乱していました。

また、何でかは分からないですが、古株のベンチャー社員というのは、出来る社員を嫌う傾向にあるように思います。

自身のクビが危ういと感じているのか、出来る社員に対しては無視や重箱の隅をつつくようにミスを指摘するなど、ある意味いじめに近いような行動を取り、退職に追い込むというような行動を取ってきます。

そういった古株のメンバーを社長が守ってしまうので、どうしてもつけあがってしまっています。

なので、仕事が出来る社員ほど他社に転職し、残るのは仕事の出来ない古株かそこそこ仕事が出来る社員というメンバー構成になるので、よっぽど商品が優れていない限り、ベンチャー企業が生き残るというのは大変難しいのではないでしょうか。

ベンチャーで活躍できるのはほんの一握りの戦闘民族

では、そんなベンチャー企業でどんな人が活躍できるのかと言いますと、「システムや教育体制が整っていない状況であっても自ら仕事を作り出せる人」でしょうか。

日系の大手企業であれば、新卒で入社をしてもある一定の仕事というものはありますが、ベンチャー企業の場合、そもそも仕事自体がそんなにないという状況もあり得ます。

ある程度資本があれば、仕事が無くても生き残れますが、明日も分からないベンチャー企業では、仕事が無い状況というのは死活問題になります。

ここでいう仕事というものは、新規で獲得してくる顧客のことを言いますが、ベンチャー企業はとにかく新規の顧客を獲得しなければ、あっという間に会社がつぶれます。

なので、新卒であれ中途であれ、一般的な試用期間である3カ月以内に新規での契約を取らない限り、割と簡単にクビを切られます。

(法的に違法なことも多いので、困っている方は専門機関に依頼するのも必要です)

特に新卒の場合、付き合いのあるお客さんなんていないのは常識ですので、ほとんどの企業でやりがちなのは苛烈なテレアポ攻撃ですね(笑)

効率が悪いことこの上ないですが、お客さんも付いていない新卒はこうするしかないのです。

また、教育体制も整っていないので、ベンチャーに就職した新卒の中には、

「本当に社会人か…?」

と思ってしまうレベルで社会人のマナーがなっていない社員がいることも事実です。

中途の場合も、前職でつながりのある会社に手当たり次第にアポを取って契約に結び付けるということが重要になりますので、そういったコネを持っていない場合はこれもまたすぐにクビの対象になります。

ですので、そのような状況下であっても、自分で新規のお客さんを捕まえていち早く会社の戦力になるような人材でない限りはベンチャーで生き残るというのはかなり難しいのではないでしょうか。

最後に

ベンチャー企業に夢を持つことは悪いことではありません。

今日本に君臨する名だたる大企業も昔はベンチャー企業だった訳ですから、入社したベンチャー企業が一躍大手企業に変貌する可能性だって十分にあります。

しかし、それ以前に自分自身が仕事に対して何を望むのか、どんな仕事がしたいのかを考えることの方がよっぽど大事です。

ベンチャー企業への憧れだけで入社した新卒が、何も成果を残せず、何も教えてもらえないまま会社を去ることになれば、その後のキャリアはまさに地獄です。

日本の大手企業では、ジョブ型雇用が浸透してきた現代においても、終身雇用制度に則って新卒を教育してくれるので、多少仕事が出来なくても辛抱強く成長を見守ってくれます。

なので、ベンチャー企業に入社をしたいと考えている方は、安易に入社するのではなく、自身の能力をまずは棚卸して、早期に成果を残せそうかどうかを検討してから考えても遅くはないと思います。

それでは、今回はこの辺で!!

ありがとうございました!

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